果樹園について

なぜ信州? 信州の豊かな自然が育んだ最上級の果実。信州で農園を営む宮原果樹園の果樹栽培とそのこだわりについて紹介します。

園主より

 「どこよりも、美味しいりんごをつくりたい」

そんな思いでりんご農家を営み50年余り。
とことん味にこだわり、「やっぱり今年のりんごがいちばん美味しい」と、そう思えるりんごをつくり続けて来ました。

見た目が最高だとは言いません。
でも、自信をもって「味はどこにも負けない」と言える最高のりんごです。

宮原 友則

私たちが丹精込めて育てています。

果樹栽培に最適な環境

宮原果樹園は長野県の上田市にあります。上田市は、周囲を山々に囲まれた盆地となっており、水はけが良い山裾の傾斜を利用した果樹栽培が盛んな地域です。とくに、上田市は長野県の中でも昼夜の寒暖差が大きな地域で、そのため糖度の高い果実が生育できることで評判です。

また、当園がある上田市「金剛寺」という地籍は、市北東部にある東太郎山麓の日当たりがよい南斜面にあり、市内でも有数の果樹栽培に適した標高に位置しています。寒暖差が他地域よりも顕著なため、より糖度が高くなるとともに、霧が出やすい山間にあるため、果実に水分を多く含み、果汁がたっぷりのみずみずしい果実が実ります。

当園では、このように果樹栽培に適した環境で、りんごや桃などの果樹を生育し販売しています。

栽培に最適な環境

さらにこだわる土作り

最高のりんごづくりを支えているのは土です。りんご栽培に適した環境とは、気候や地形だけでなく、栄養分をたっぷり含んだ土壌も非常に大きな要素となります。60年以上続く当園では、40年以上前から有機肥料に着目し、土作りに取り組んできました。私たちは長年手をかけて養った土壌で、最高のりんごを育てています。なお、農薬については病気や害虫を予防するために使用しますが、国が定めた基準を遵守しており、残留農薬はほぼありません。また、りんごが実っていない期間も手間隙惜しまず、土作りや枝の剪定など細かい作業を積み重ねることが、最終的に甘くてジューシーなりんごを作り上げます。

さらにこだわる土づくり

味を重視したりんご栽培

一般的に八百屋やスーパーなどの量販店には、美味しそうに赤く色づいたりんごが並んでいます。これは、視覚で購買意欲を向上させるよう、りんごの見た目が重視されているためです。りんごは、太陽の光を実に受けて赤く色づきます。そのため、地面に反射シートを敷き、反射する太陽の光を人為的に実に当てることで、りんごの色づきを進行させることができます。しかし、当園ではりんごの味を重視した栽培をしており、人為的に色づきを促すことなく、自然に色づいて完熟するのを待ちます。赤くなったからといって、すぐには収穫しません。完熟して蜜が入り甘く、ちょうどいい酸味があって爽やか。適度な固さがあってシャキシャキとした気持ちいい歯ごたえ。この絶妙な状態になるまでジッと待ち、最高の状態で収穫します。

見た目よりも味を重視

金剛寺産「まぼろしのりんご」

当園の果実は、市場に出回ることがありません。長年ご愛顧いただいているお客様が熱烈なリピーターでいてくれるため、市場やスーパーに卸さず、ほぼすべてを消費者との直接取引きで完売してしまうからです。当園のりんごが、最高の味をもちながら「まぼろしのりんご」称される所以です。お客様の中には、40年間続けて購入いただいている方や、毎年同じ時期に100箱購入いただく方、また、冬の間に何度も購入いただく方など、「見た目ではなく、味で選んでいただける」熱烈なファンが多数いらっしゃいます。

だからこそ、私たちも一切手を抜くことなく、常に最高の状態のりんごをお届けするよう努めています。

ぜひとも一度、当園が誇る 金剛寺の「まぼろしのりんご」をご賞味ください。

 金剛寺産「幻のリンゴ」